半年間の試行錯誤!アベンチュリン衣装作成日記

アベンチュリンの表紙

はじめに


実装されてから早1年が経とうとしているピノコニー編。
沢山魅力的なキャラクターが登場しましたが、その中でも群を抜いて人気を博していたギャンブラーが一人・・・
アベンチュリンは単純にかっこいいだけでなく、人物像や作中での立ち回りも、コスプレイヤーを燃え上がらせるほどに魅力的なキャラクターです。
(ネタばれはしたくないので、詳しく知りたい方は是非一度崩壊スターレイルをプレイしてみてください。)
かっこいいがゆえに、彼の服装はとても複雑なつくりをしていて、装飾品も多く、コスプレをする上では大変難しいです。
だからこそ!
自分にとってはよい修行になると思い、ここ半年余りこの衣装の制作に打ち込んでいました。
年明け前にやっと縫物作業が終わった今、改めて何をしてどんな工夫をしたのかを振り替える為、ブログを書くことにしたのです。
パーツが多いので、一気に書き上げると長くなってしまいます。
そこで、これからパーツごとに解説した記事を投稿してまいります。
きちんと裁縫を学んだわけではなく、やり方は我流なので参考にならないかもしれませんが、私がたどった軌跡を知っていただけると嬉しいです。

超大作 作成期間約半年


布を購入した日をはじめとするなら、この衣装の作成期間は2024年7月中旬~2025年2月となります

衣装のパーツは大きく分けて下記7種。
・ハット
・シャツ
・ズボン
・ベスト
・ジャケット
・ブレスレット
・買った物→指輪、腕時計、サングラス等

市販品も参考にしましたが、私のコスプレモットーに合うものが見つからず、今回も布選びから自作しました。

使った素材


衣装制作に使用した素材を以下にまとめました。購入先や素材の特徴、選定理由についてもご紹介します。

キャラヌノ様より
・ドレスサテン
ジャケット用に使用。重厚感があり、高級な仕上がりを目指せる生地です。
・キャラヌノサテン
ジャケット上のスカーフ部分に使用。滑らかな触り心地と程よい光沢感が特徴です。
・スパークサテン
ジャケットの裏地とキラキラした装飾部分に使用。華やかさを引き立て、写真映えする生地です。
・平織厚手レーヨン
ズボン用に使用。初めはドレスサテンを検討しましたが、適さなかったため変更。動きやすさと適度な重みが決め手でした。

ユザワヤ様より
・コスチュームツイル
耐久性が高く、衣装の一部に使用。しっかりとした形を保ちつつ動きやすさも確保できます。
・東レサテン
滑らかで縫いやすく、衣装全体の統一感を出すために使用しました。

アシストウィッグ様より
・Cosボード
小物やアクセサリーの装飾部分に使用。成型しやすく、細かな造形が可能です。
・合皮サテン
アクセントとなる部分に使用。柔軟性があり、衣装全体に高級感をプラスしました。

その他購入品
大阪中を駆け巡り、以下の素材を探し出しました:

指輪、腕時計、サングラスなどの既製品(通販や店舗で購入)
コストパフォーマンスを重視しつつ、キャラクターに近いデザインを選びました。

感想と振り返り


「二度とやりたくねー!!」が率直な感想です。
全ての知識と経験を総動員し、質感や着心地にこだわった超大作でした。
しかし、各部を完全に作り直した結果、ほとんどのパーツを2回作る羽目に…。
わかってはいたことだけど、自分がいかに裁縫が下手かを痛感しました。
わかったことは、最初の設計で決めた形を信じて裁断すべきという事。
縫いながらごちゃごちゃ考えてしまい、少し大きめに布を切ったり余らせすぎたりすると当然ながら全体的にずれてきます。
わかっていてもやってしまう。
一通り縫った後に「合致しない!?」と思い原因を探ると大抵裁断ミスが原因でした。
原作を確認しながら最初の設計を信じて縫物をすることを心に誓いました。

接着芯についても理解が深まりました。
スパークサテンのように薄くて糊がこびりついてしまう生地はアイロンで接着するのに向いていません。
縫い目を見せない縫い方を心がけているため、バイアステープがよれないように最終的に手縫いで仕上げた時は目が回りました。
それでも、写真を撮って確認するたびに理想に近づいていくのが楽しくて面白くて。
気が付けば年末でした!
あ、もちろんこればっかりやってたわけではないのであしからず。

おわりに


近々この衣装を着てスタジオで撮影をする予定。
上手くいけば、名刺を作って今後会う開拓者仲間にお渡しします。
当然、そのうちイベントでもこの衣装を着るつもりです。
そうこうしているうちに、スタレは先に進むようで、更にキャラが増えそうです。
次のキャラ作成欲が溢れてきますが、まずは完成した衣装についてのブログ更新をしっかり進めます。
パーツごとに投稿予定なので、ぜひ来週もお楽しみに!