造形技術が光る衣装2選

はじめに

コスプレの見どころと言えば、素敵な衣装、かっこいいポーズ、原作の再現度、そしてみんなで楽しめるネタなど、様々なスタイルがあります。私の場合、制作工程自体が一番楽しめるほど造形が好きなので、複雑であればあるほど面白いです。今回は、特に本気で取り組んで周りを驚かせた、人外のコスプレを2つご紹介します。もし感想を聞かせていただける機会があれば、とても嬉しく思います。それでは、本編へどうぞ!

気高き竜騎士、フライヤ

大人気シリーズ「ファイナルファンタジー」より、『ファイナルファンタジーIX』に登場するキャラクター「フライヤ」を作り上げました。顔を銀色に塗るという荒業を初めて使ったので、個人的に最も楽しかった作品です。衣装自体はシンプルで、基礎となる赤いジャケットはフリマサイトで購入し、改造しました。特に顔周りの再現度にこだわり、視界は一つの目しか空いておらず、足元も悪いため、同行者が必要なコスチュームです。

初出しはニコニコ超会議で、多くの人から感心され、とても嬉しかったです。これをやったのはずいぶん前ですが、帽子だけは保管しており、リニューアルしてイベントに参加したいと考えています。写真も後日スタジオでしっかりと撮影し、「リンドブルムの民」に祈りをささげることもできました。人離れした姿、見たいですか?

姉さん・・・ニルヴァーナ

「Blazblue」より、悲しきマリオネットのニルヴァーナです。とんでもなく長い腕、大きいヘッドギア、そして無表情な仮面は、一見不気味に見えるかもしれません。これは、カルル君という可愛い弟をしてくれるレイヤー仲間がいたことで実現した、色々と規格外の作品です。

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仮面に細工をしており、視界はフライヤよりもはっきりと確保しました。仮面の内側からサテン生地で作ったクッションを差し込み、上部だけが開いた状態にしています。家で練習した際の動画もあります。この通り、カメラ目線で自在に動くことができます。

あまりにも歪でマイナーなキャラクターだったため、このスタジオ撮影以来、実物は廃棄してしまいましたが、また機会があればこれくらい人離れしたキャラクターをやりたいと思います。

おわりに

いかがでしたか?普段とは全く違う趣向のコスプレ。私にもこんなことをしていた時期がありました。フライヤはまだ帽子など少し材料を残しているので、いつか関連するイベントに参加できるよう、ぜひ復刻したいと考えています。

明日も思いを込めてブログを更新しますので、よろしくお願いします。