Yosure's cosplay diary

Yosureのコスプレ遍歴

my cap

いつもコスプレイベントやスタジオでお世話になっております。

「名刺からつなぐ自己紹介」をより円滑にできる手はないかずっと考えてたんですが、この度ついにサイト形成スキルを獲得し、このような場を作ることに成功しました。

ブログも書いてみて、よりボクの事を知ってもらう機会を増やそうと思い執筆しています。

本文では「ですます」を省いて、堅苦しいのはなしで語りかけるように文字を連ねています。長くとも5分程度で読める内容になっているので、是非ご一読ください。

夜明けのコミケ

はじめに

2024年が始まった。

今年の夏でボクはレイヤーとして9年となる。

コスプレを知ってやり始めてからもうそんなに経っている。

色んなことがあって、その時その時を全力で生きてきた。

だからこそ続けられなかったことや迷惑をかけたこと・・・つまり失敗も沢山してきた。

今はついにたった一人で細々としたいことをする状態にまで堕ちた。

しかし、それでも「趣味」としてのコスプレはとても楽しい。

行きずりでその一回だけ逢った素敵なレイヤーさん達に興味を持ってもらっても、人間恐怖症が克服できない限りは楽しくお茶することはデキナイ。

だから、自己紹介や雑談をする代わりに名刺からアクセスできるコス活紹介サイトを立ち上げた。

この記事のように、ブログとして日記のような回顧録をのこしていく。

なので、友人にあてる手紙のように、このサイトでの口調をこんな感じでまとめる。

(です、ますはよそよそしいので使わないよ)

1記事は大体5分程度で読み切れるようにまとめる。

なので、興味を持ってもらえたらその部分だけでも目を通してみてほしい。

それでは、改めてボクのコスプレ遍歴についてお話ししよう・・・

※これはあくまで回顧録であり、Yosure目線での事実を書いています。

当時居合わせた人や実際の出来事について個人が特定できる情報は載せませんし、その是非について咎めたり謝罪することはありません。

内容についてのお問い合わせには回答しないので、予めご了承ください。

第一章:自分がどうでもよかったコスを始めるまでの時期

小さい頃は人形遊びが好きで、小学校で裁縫の授業が始まる前から針や糸をさわっていた。当時はリカちゃん人形の服をたまに作っていた。祖母と人形の服を作ったのはいい思い出だ。

しかし、縫製を生業にすることはなく、いつしかミシンすら持っていないものづくりとは無縁の生活を送っていた。

成長するにつれ「人嫌い」そして「自分嫌い」の性格が心に根付いてしまった。コスを始めるまで化粧すらしたことない程、自分の見た目はまったく気にしない人生を歩んできた。

特に自分の姿を記録するのが大嫌いで、カメラを向けられることがものすごく嫌いだった。七五三や成人の日の撮影は周りから義務付けられて無理着物を着せられるようにしてやりすごしていたから、まあ散々なものだった。今ではすっかり記憶から消しているので覚えていないんだけどね。

あの頃の自分に今の趣味を伝えたらどう思うだろう?なんて想像するとちょっと笑える。

じゃあ、そこまで自分の見た目に無関心だった人生を歩んできたYosureが、今どうして真逆の行動…つまりコスプレ活動にドハマリしているんだろうか?

読者の皆さんは当然疑問に思うだろう。

そのあたりについて解説していこう。

第二章:コスプレが趣味になった原点の夢

コスプレを続けている理由は大きく分けて2つある。

縫物

ひとつはコスプレをすればあり得ない夢が叶えられること。

もうひとつは手作りした物を思いっきり使えることだ。

コスプレで叶った遠い日の夢がある。

会話をしていると、「夢はなんですか?」と聞かれることは度々ある。

大抵の人なら「お金持ちになる」とか「有名になる」とか、難しくともこの世界で工夫すれば叶う余地のある答えを出すのだろう。

が、ボクの場合は事情が違い、そもそもこの現状世界では叶わないことがわかり切っている。だから、自分は本音でこの質問に答えたことがない。なので・・・

本邦初公開。

Yosureの夢は「アニメ•ゲーム世界の住人になること」だ!

MMOのアバターのような擬似的なものではなく、本当にあの創作物の中で暮らすことを望んでいる。

「そんなの無理だw」と大半の人は即答するだろう。ああ、無理さ。わかってる。

しかし、全てがクリエイター(創造主)に設定された世界でハッキリ与えられた役目を全うできたなら、どれだけ心が楽だろうか。そう考えずにはいられない程、この世界の自分は物事を悩み考えすぎて苦しんでいる。

魔法や錬金術が使えたらさぞ楽しいだろうし、モンスター退治をするだけで生計が立てられるなんてむちゃくちゃわかりやすくてよいではないか?

そんな世界で暮らせるなら、村人Aですらうらやましい。

そんな思いが、10歳頃ゲームを知って以来ずーっと心の奥底でくすぶっていたんだ。

コスプレを始めたことで、この願いは擬似的にだが物理的に叶った。

~衣装をまとってメイクをし、ウィッグを被って武器を持ち~

イベントに参加すれば「キャラの名前」で呼んでもらえる。

忌々しい「素の自分」は脇において「ヨシュア」という創った理想的な自分で居られる。

その場限りで、同じ作品のキャラ(のコスプレの人)と物語の話で盛り上がれる。

キャラ特有のポーズをとったり、武器や小道具を構えれば、その時だけは「アニメ•ゲーム世界」の住人になれるんだ。

撮影機会に恵まれれば、大好きなシーンを再現した一枚だって手に入る。

そして、そんな状態をカメラで鮮明に記録すれば…自分=夢の世界の住人となれる。

でしょ?

どれもこれも、素の自分では叶えられなかった夢だ。

これがうれしくて、その後大変なことも沢山あったけれどまだこの趣味を続けている。

第三章:コスプレ活動にのめり込んだ日々

初めて作ったコス

初めての撮影は鶴コスでマギのアリババだった。

まさに「アコガレを掴んだ」日だったので良く覚えている。

実質初めて完璧に作ったコスプレなので思い出深い。

酸いも甘いもたくさん経験してきたボク。このサイトを作る為に写真を整理してみたのだけれど、なんと通算82キャラもやってたよ。(ギャラリー一覧はこちら)

まだまだ作りたいものがあるから、100超えるまでは頑張ると思う。

振り返りたくない過去もあるけれど・・・ここまで読んでくれたみんなに自分の得手不得手を知っておいてほしいのでこれまでやってきたことをざっくり書き留めておく。

コスプレをして初めて出かけたのは2015年の夏コミだった。

その時は同人誌なんて存在すら知らず、当時の知り合いに案内してもらいながら「オタク文化」を学んでいただけだった。

コスプレエリアを歩いていた時、色んな意味で衝撃を受けた。

キャラそっくりになりきりクオリティが高い人はもちろん、時事問題をパロディしている人、筋骨隆々?な幼女キャラの人など、思い思いの表現が具現化して立ち並んでいたからだ。

今だからこそあそこはある種のマツリだから、コスプレイベントの中でも異質なんだとわかっているが、当時はそんな区分を知らなかったのでふっしぎな物を目の当たりにしてただ楽しかった。

メイクすらしたことがなかった自分。「あのキャラかな?」とわかる程度の私服をアレンジしたコス(とも呼べないが)をしていた。

その後冬と次の夏もコミケに行き、この「マツリ」を楽しむためにコスプレをするようになっていた。

そんな日々を過ごす中で、アニメやゲームが好きな人が集まってお喋りできる会を知り、成り行きでイツメンになっていた。

そこでもコスプレを主体にハロウィンパーティーをすることとなり、それが功を奏してコスプレを練習するゆるい会を毎月開くほどに発展していった。

コスプレ活動開始から、最初の2年程はそんな日々が楽しくて仕方なくて、「集まりの場」や「併せ」をすることが生き甲斐になっていた。

素の性格を考えれば、コスもメイクもしたことがない興味だけでやってきた人をまとめたり、コスについて教えるなんて全然向いていないことだ。

それでも、この趣味を「人とやるため」に楽しんでいた当時の自分は頑張って集まりを続けていた。

そのかいあって、末期には最大14人の大型併せ撮影ができたり30人くらいでわいわい楽しむコスプレ練習会が出来たりした。

衣装作りにこだわりだしたのもこの頃で、この練習会をする為にレンタルできる服をそろえたり、より扱いやすくクオリティを高めた武器防具を作る為に沢山研究した。

結果的に、部屋はずいぶん楽しいことになってしまった。

残念ながら、自分が弱くて逃げてしまったため、当時を知る人たちにはもう会うことはないだろう。二度と集まりを主催することはないし、人をつなぎとめるために何かを頑張るなんて不毛で自分に合わないことからは足を洗った。

関わってくれていた全ての人よ、「ありがとう」。

第四章:撮影に本気を出し始めた日々

予定に追われ約束に追われていた日々は終わった。

転機はパソコンを買い替えた時にやってきた。

写真や衣装を整理して黒い歴史を封印している途中、自分の足りていなかったことやリベンジしたいことをたくさん思いついたんだ。

「ホントは自分がやりたかったけれど」併せだからと人に席を譲ったキャラがその最たる例だ。

衣装一式は当時揃えたから持っている。けれど自分で着てちゃんと撮影したことのない物が多すぎることにハッとした。

幸い、ボクには心強いあしながおじさんがいて、嬉しいことにシェアという形で一眼レフカメラを授けてもらえたんだ。

撮る人

併せの時期や誰かとの約束に縛られずに好きなキャラを好きなように作れるのは自由で快感だった。それまでも楽しんでおり幸せだったはずなのに、自分がいかに我慢していたのか見えてきて震えた。

そこから三脚レイヤーヨシュアとしての歩みが始まった。

撮りたかった描写、自分ならこうすると思っていた写真、新しく好きになったジャンルのキャラ・・・

気が付けば毎月1着、1イベントのペースでコスプレ活動するようになっていた。

単独で動いていたこともあり、バンバン遠征もしていた。

コスサミで名古屋に行ったのもこの頃が初めてだった。

嬉しいことに、知り合った人からお誘いを受けることも増え、今度は自発的にコスをしているレイヤーさんや自分なりにかなり研究している熱心なカメラマンさんと行動できる機会が増えていた。

一方で、素の自分の状態はどんどん悪くなっていき、心は鬱病発症へ真っ逆さまに落ちていた。

そこにあのコロコロな自粛の日々がやってきて・・・遠征はおろか、ほとんどのイベントは延期される悲惨な時期となった。

せっかく出来てきていた人脈や約束もうやむやになり軒並み消えていったんだ。

第五章:マイクジャンルとの出逢い

マイク起動!

2020年になり、すっかり下火になっていたコスプレ活動やオタク反応に転機が訪れる。

そう、hipでrapなあのジャンルのアニメが始まったんだ。

当初は何となく見ていただけで、楽しいけれど前提知識がなさすぎて訳が分からないまま最終回となりフーンで終わってしまった。んだけれど・・・

しばらくしてyoutubeでStellaのmvを見つけてしまった。

キャラが一切出てこない上にラップっぽくもない物語の詩。

誰の歌なのか調べると、どうやらあのぶっ飛んだアニメでかわいくあざといピンクのキャラが率いるチームだということが分かった。

改めて調べて、「つま先は前に向けておく」という歌詞の意味が解り始めたころ・・・はい、Posseのファンになっていました。

即刻飴衣装を造り、思い切ってスタジオを独り占めフル活用してコスプレ活動再開の起点にしようと決意。

コロコロの影響で交流が難しくなっていたのが功を奏したのか、カメラマンサービスというものが発足していたので、迷わず使ってみた。

マイクジャンル自身はアニメより前から一世風靡していたこともあり、その時のカメラマンのお姉さんと楽しく話しながら最高の写真が撮れた。

その夏、道頓堀でもイベントが再開されていて、思い切ってこのピンクのキャラで馳せ参じたんだ。この時であった人たちにコスで交流する楽しさを思い出させてもらえた。

今でもつながっている人も多いので、本当に感謝している。

そこから先は、2nd DRBの時期となり、とりあえず流れに沿ってファンをしていた。

イベントに行ける時はマイクキャラで行くことがほとんどとなり、このジャンルでの知り合いが増えていった。

この間も出会いと別れを繰り返していたが、なんとかまだ活きている。

第六章:デザイナーとして今から進みだす

人生を迷走している最中、Photoshop、webデザイン、ギターが新たな趣味となった。

コスを始めた当初とは自分の事情もイベントやスタジオの在り方も、ネットへの投稿の仕方もずいぶん変わったものだ。

コスプレイヤーを対象にしたカメラマンサービスのおかげでバチバチに決まっているコス写真をササっと撮ってもらえる機会がみんなに訪れるようになった。

イベント常連という人も少なくない。

一方、投稿マナーややり取りの困難さ、一気にフォローしたせいで誰が誰だかわからなくなったなんて困りごとも増えただろう。

X(ツイッター)が交流の主流になっていることもあり、日々の失敗談など行きずりのフォロワーが把握しなくてもいい情報までつい漏らしている人も多いだろう。

肝心の「どんなジャンルが好きで、今まで撮った写真がどんなんで、これは見てほしい」という自己紹介の部分はおろそかになっていないか?

ボクが画像加工にはまったのはマイクジャンルのコスを始めてからの事。

エフェクト研究とか色々やっているうちにこのサイトに掲載している画像くらい朝飯前で作れるようになった。

溜まりにたまった写真。snsで並べているだけではもったいないし無造作すぎる。

名刺文化が戻りつつある今、もっと自己紹介として使えるツールが浸透すれば

もっとコスプレ活動が楽しくなるんじゃないかな?

そう思い立ち、ついにwebデザインも習得した。

こんなサイトが欲しいという人は是非作らせてほしい。

おわりに

ここまでボクのコスプレ遍歴を読んでくれてありがとう。

ここまでの活動は夢や挑戦、新たな友達との出逢いで助けられたりしてきたと思う。でも、これはまだまだ道半ば。2024年からはもっと自分もみんなも自由で楽しく活動できるような手助けをしたいと思う。

もし、あなたも自分の活動や自慢の写真をきちんとサイトに起こして、楽しみながら繋がりたいと考えているなら、ボクにサイトのデザインや写真撮影のお手伝いをさせてほしい。ウェブデザインやコンテンツ制作のお手伝いが必要なら、遠慮なく問い合わせてみて。名刺交換でsnsを見せるだけでなく、きっちり自己紹介しようよ。詳細やお問い合わせはこちらから。みんなが見せたい情報をサイト経由で披露できる活動環境が当たり前になりますように。